【湘南】スタンプ30個で500円引きのポイントカードは、なぜ捨てられるのか？｜湘南Web通信バックナンバー

【湘南】スタンプ30個で500円引きのポイントカードは、なぜ捨てられるのか？

2025年06月03日

こんにちは。
Catch the Web＠月刊副業の長です。

お店でもらえることもある
500円くらいの割引特典がついたポイントカード。

財布を整理するときに
捨てる対象となりがちな存在でもありますが、

すべてのポイントカードを捨てるわけではなく、
中には、捨てずに持っておくカードもあるはずです。

では、この差はいったい何なのでしょうか？

それを解き明かしていくために、
まずは、捨てる対象となるポイントカードの
特徴を見ていきましょう。

・割引特典を受け取る条件の達成までまだ遠い
・有効期限が切れてしまった
・たまたま寄ったお店で断れずに受け取った
・引越しなどで物理的にお店へ行けなくなった
・お店が無くなってしまった

一見、どれもバラバラな理由に見えますが、
実はわずかな法則性もあります。

それは、

特典をもらうまでのハードルが高い
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾

ということです。

どのポイントカードを捨てようか迷ったとき、

１）30マス中28個スタンプが押されたポイントカード
２）30マス中２個スタンプが押されたポイントカード

この２つのうち、
どちらを捨てようと思いますか？

おそらく、よほどの理由がない限り、
２個しかスタンプが押されていないポイントカードのほうを
捨てようと考えるのではないかと思います。

自分は少しでも得をしたいタイプなので、

どちらかのポイントカードを捨てる必要に迫られたら
間違いなくスタンプ２個のほうを捨てますが、

本日のメールでお伝えしたかったのは、
ポイントカードを整理するための基準ではありません。

本当にお伝えしたかったのは、

オファーのハードルを高くすると
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
お客様の選択肢から外されやすくなる
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾

ということです。

逆に言えば、オファーのハードルを低くすると
お客様の選択肢に入れてもらいやすくなります。

改めてポイントカードを例に挙げると、

たまたま寄ったお店でもらった
ポイントカードであったとしても、

30マス中28個にスタンプが押されていたら、

「次回で特典がもらえそうだから
　近くを通ったときにまた寄ってみよう」

と思えることもあるはずです。

そして、このオファーというのは
販売者が自由にコントロールできる部分でもあります。

ポイントカードであれば、
特典獲得までの道のりを５マスに減らせば
ハードルは低くなりますし、

何かの商品を販売するときにも、
会員登録して、ログインして…というステップがあるより、

会員登録なしで購入できるほうが
行動までのハードルはグッと下がります。

もちろん、ビジネスの運営上、
避けられない手続きは残すべきです。

しかし、できるだけ
ハードルの低いオファーにすることで、

お客様の選択肢に入れてもらいやすくなるのは
間違いありません。

ですので、お客様の反応を
今よりもう少し高めたいという場合は、

オファーのハードルを下げることも
検討してみていただけると幸いです。

それでは、今回の湘南Web通信はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！
また次回、お会いしましょう。